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合格体験談

薄井 裕さん

  • 2009年6月実施の英検1級当校合格者
  • 2009年度

プロフィール

僕は23年間自営業で本屋をやっていました。5年前本屋を閉じ、富士アカデミーの門をたたきました。勉強を始めるには少なくとも英検準1級くらいの英語力が必要だと、ものの本に書いてありました。それで、富士アカデミーの門をたたく前に英検を受けました。英検準1級の面接試験のとき、「なぜ英検を受けるの?」とやさしそうな顔をした男性の試験官が聞いてきたので、「はい、英語を使った職業につきたいです。たとえば通訳ガイドとか。」するとその試験官は、「僕は通訳ガイドをしているけど今は本屋をやりたいね、交代しようか。」と冗談が返ってきましたので驚きました。僕も、物々交換ができればこんなにラクなことはない、と思いました。
今回合格しましたが、英検準1級から1級までの道のりが5年かかりました。

Q1.語彙・熟語問題攻略法

僕は山中先生の英検クラスで英検の攻略法を学びましたが、先生が一貫して教えてくださったのは、過去問題集で勉強することです。過去に出された同じ問題は実際には何度も出題はされないのですが、それでもおそらく1割くらいは過去の問題からも出題されます。でも、その1割のために過去問題集をやるというのではなく、過去の出題例を覚えると驚くほど語い・熟語の知識が増し、英字新聞やタイムなどの雑誌を読むのがとてもらくになります。そうなると英語を読む量が増えますので、結果的に語い・熟語をより多く学べることになります。

Q2.読解・空所補充問題攻略法

空所補充の問題攻略は、クラスの中での先生のご指導は、厳しい時間制限のもとで問題を解くように教えられます。これは独学の場合だと時間にルーズになり、どんなに時間をかけてもただ解くことだけに心を奪われてしまいます。しかし、この問題に5分以上の時間をかけることは実際的ではありません。限られた時間の中で問題を解くことを徹底することにより、より的確に対応することができるようになりました。これも山中先生のおかげだと思っています。

Q3.読解・内容一致問題攻略法

ここは時間とのかけっこです。より早く、より正確に、が要求されます。速く読むのが苦手な僕は、先生から「最後の長文は捨てなさい。それよりその前の問題を正確に解答することに専念したほうがよいでしょう。」と指導を受けました。でも、少しでも速く読めるようになりたかったので、僕は英字新聞を読むときはストップ・ウオッチで自分の読む速度をチェックしながら読むようにしました。それでどれほど速く読めるようになったかどうかはわかりませんが、新聞記事の内容はずいぶん把握できるようになったような気がします。問題を解くとき先に選択肢を読む、という方法もありますが、僕は問題文を最初から最後まで全部読んで、そのあと選択肢を読み解答するというオーソドックスな方法をとっています。この問題は筆記問題のクライマックスともいえるところで、様々な攻略法が考えられますが、これがベストという方法はないと思います。それだけに、やりがいのある問題だとも思います。

Q4.英作文問題攻略法

ここでの先生のご指導は、とにかく簡単に考え、やさしい表現方法を使う、ということです。もともと難しいことを考えられず、高度な表現ができない僕にはうれしいご指導です。ですから、考えた方によってはこの問題が一番得点をとりやすく、しかも配点も大きいので一段と力がはいります。簡単な文法ミスやミス・スペルだけはしないように細心の注意を払います。自信のない単語は使わず、それに代わるやさしい単語を多用するようにしています。

Q5.リスニング問題攻略法

山中先生のご指導は、流れてくる英語のすべてを理解せよ、です。僕には無理です。しかし、先生は流れてくるリスニング(実際の問題からのものと、CNNなどのニュースもあります)を一語一句細大漏らさずディクテーションできるようにと、毎回訓練されました。しかし、このリスニング問題はまだ納得のいく攻略ができたとは思っていませんので学習をつづけていきます。

Q6.2次面接対策攻略法

この問題ほど不公平なものはありません。面接会場で順番を待っているとき、僕の前に並んでいたのは小学生でした。廊下を挟んで向う側にも、小学生が並んでいました。つまり、環境により利益・不利益があり、それは本人の努力以上の影響があります。とはいうものの、恵まれた環境にいなかった僕は、不平を言っていてもしかたがないのでこんな僕でもなんとかできるように先生にお願いするしかありませんでした。スムーズさなし、アクセントはダメ、発音は間違いだらけの僕に、先生はお手上げだったようです。でもなぜ合格できたのか、それは試験官に聞くしかありません。僕が面接を受けた時の試験官はポール・ステーシーさんで、富士アカデミーに時々教えに来られる先生(小柄で鼻の下にちょび髭があり、やさしい口調で語りかける先生です)でした。おかげで、対面恐怖症の僕でもさほどあがらずに面接を受けることができたのはとても幸運でした。

Q7.後輩へ合格するためのアドバイス

英検の合格を希望するのなら、無駄や道草を喰うのが好きだという人や、独学派で人の10倍くらい努力をするのが好きだという人を除いて、絶対に先生につくべきです。それが富士アカデミーの先生であればベストの選択でしょう。僕の場合、的確なアドバイスをしてくれる先生に出会うことができました。また、めまいがするほどの緊張した面接試験のときでさえ、ノックしたドアの先には顔見知りの試験官がいて、その試験官がやさしく微笑んで出迎えてくれたらもういっぺんに緊張がほぐれてしまいます。このような幸運に巡り合うことができるのも、最初に富士アカデミーのドアをノックしたからだと思っています。今の僕は、これでやっと皆さんと同じスタートラインに立ち、これからは思いっきり英語が勉強できる環境が整ってうれしい、という気持ちです。

Q8.富士アカデミーのここを薦める

最後に富士アカデミーの先生方、スタッフの方がた、どうもありがとうございました。

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