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合格体験談

M.Wさん

プロフィール

 中学生の頃から英語は好きな科目でずっと勉強していましたが、いつかは日本における英語検定試験の最高峰と言われる英検1級ホールダーになりたいという願望をずっと持っておりました。2年ほど前から本格的に取得のための勉強を始めましたが、その壁は高くもう一歩というところまで行きながら(5回目の試験では1点差で不合格)なかなか突破できませんでした。一方で、会話の方は、6年間の海外駐在の経験と、5年前から始めたオンラインレッスン、また週に一度米国人の先生のレッスンを受けていたこともあり、それなりに話すことができていたので、一次試験さえ突破できれば二次試験は1回でクリアーできるのではという思いもありました。

そして6回の一次試験失敗のあと、富士通訳ガイドアカデミーにお世話になることを決めました。その理由は、HPに「英検1級はきちんと正しく勉強すればかならず受かる資格である」というフレーズがあり、受講することにより、6回不合格となっている自分の勉強方法を見直し、正しい方法が見つかるかもしれない。そうすれば一次試験は突破できるのではと考えたからでした。そして11回の授業を終了し、迎えた7回目の本試験。結果は85点という合格点を2点上回る、ぎりぎりですが、はじめて一次試験を突破することができました。岩渕先生はじめ、富士通訳ガイドアカデミーの皆様には改めてお礼申し上げます。

Q1.語彙・熟語問題攻略法

単語・熟語集から毎週100語ずつ覚え、授業で確認するという理解度テストがありました。岩渕先生から指名があり各受講者が口頭で回答するのですが、回答できないとかっこ悪いので必死に覚えました。また短文集も毎回25~30問宿題として出されましたが、単語・熟語集と合わせ岩渕先生の語源を含めた興味深い解説があり、とても役に立ちました。単語・熟語を覚えるのは時としてつらいものがありますが、岩渕先生から「一つの単語・熟語を覚えられればそれは財産だ」というアドバイスがあり、それ以降新しい単語・熟語に出会ったときに、無料で取得できる財産だと思うようになり、それから一気に語彙力が増しました。その結果、本試験では22点を取得することができました。

Q2.読解・空所補充問題攻略法

一番頭を悩ませたのが長文読解です。試験を受け始めた頃は、本文はなんとなくしか分からない上に、質問文も意味がとれず、結局どうしていいかわからず頭の中が真っ白ということもよくありました。ともかく読みこなす量を増やすことが大事と考え、The Japan Times、Timeなどを購読しました。合わせて、過去問を何度も解いた結果、読解のスピードも速くなりました。それでも、本試験では、過去6回の経験があるにもかかわらず、穴埋め問題に時間を費やしすぎ、結局時間が足りず読解問題は17点しかとれませんでした。ただよく考えてみると、タイムマネージメントの失敗というより、結局、読解力がまだまだ不足していたということでこの分野の増強というのは今後の大きな課題です。

Q3.読解・内容一致問題攻略法

Q4.英作文問題攻略法

「Introduction → Body(3つ)→ Conclusion」という流れで、200字前後で論理的にまとめるというものですが、上達するには、できる限りたくさんのエッセイを書きパターンに慣れることしかないと思います。岩渕先生の授業では25分以内に書きあげるというトレーニングを行い、その後の添削指導では、弱点を指摘して頂き、とても参考になりました。エッセイのテーマは、文化、道徳、社会、経済、医療、科学など多岐にわたり、それなりの背景知識も必要となるので、普段から幅広く新聞・雑誌などで勉強しておく必要があると思います。本試験では毎回異なったテーマが出題されるのでどんな分野でもまんべんなく、それなりに書けないと対応できないためです。またこれは二次試験のスピーチにもつながります。今回の本試験では、あまり得意ではない科学関連(クローン)の問題が出題されたものの、目標にしていた20点は下回りましたがなんとか18点は確保できました。

Q5.リスニング問題攻略法

前回の6回目の一次試験・リスニングの得点は15点とそれまでの最低点を記録し、根本的な補強が必要な分野でした。試験一週間前に、生ガキにあたり体調不良で集中力を欠いたということを考慮しても、あまりにも低すぎる得点でショックを受けもう止めようかとも考えたほどでした。それでもしばらくして気を取り直し、通勤時に、VOA、BBC、CNNニュースダイジェストを聞いたりするなど、ともかく聞く量を増やしました。また毎朝、出勤前30分間の時間を作り、過去問を何度も聞いたりしました。Dictationや、Shadowingなどリスニング強化につながるとある本に書いてありましたが時間がとれずできませんでした。また、岩渕先生から「なにを言っているか分からないときは、分からないと簡単にあきらめずに、ともかく知っている単語を一つでも多く聞き取って大意を類推せよ」という的確なアドバイスをいただき、それ以降、分からない問題が出てきても落ち着いて対処することができるようになりました。その結果、本試験では、前回より13点も上回る28点をとることができました。

Q6.2次面接対策攻略法

一次試験合格発表から二次試験まで2週間ほどしかありませんでした。最大の課題はいかにスピーチを乗り切るか。ということでまず、インターネットで過去10年間の200以上のテーマを拾い出しました。その中からいくつかのテーマをランダムに選び、自分のスタンスを決め、その理由を2つできるだけ早く考え、スピーチを即興で作るという自分なりのトレーニングをしました。スピーチ原稿を書くということは時間もかかり面倒なのでしませんでした。また、基礎的な背景知識のないテーマは時間がないのでスキップしました。理由を2つあげるというのは岩渕先生から「本番では2分しかないので、その理由を説明するのにせいぜい2つが限界である」とのアドバイスがあったからです。二次試験本番では、「医療費はすべてのひとに対してただ(free)にすべきか」というテーマを選びました。そして、スタンス:ただにすべきでない。理由として、:「①健康でひまな人が病院にきて時間をつぶすようになり、重篤な人が適正な治療を受けられない。」「②年金生活者でも資産家でお金を持っている人までただにするのは不公平だ。」と、今考えるとあまり的確とは言えないスピーチ内容でした。それでも、岩渕先生から「沈黙は厳禁」というアドバイスを参考に、その後のやり取りで多少語彙・文法がおかしいと感じても会話をつなげることを心がけた結果、84点を取得でき、1回目で合格することができました。

Q7.後輩へ合格するためのアドバイス

私は、一次試験に合格するまで7回かかりましたが、1回目~3回目:63点~66点、4回目~6回目:71点~79点と少しずつアップしていきました。やはり私のようにぎりぎり合格するレベルでは、合格点に達するような得点アップには、相応の時間が必要であったということです。つまり、毎日少しでもいいので継続すること、そしてあきらめずに試験を受け続けることが合格できた要因ではないかと改めて思っております。 一方で、英検1級は、非常に多岐にわたる分野から出題されます。自分が知らなかった分野(人類の歴史、脳科学、進化論、などなど)もたくさんあり、あらたな知識を習得するという点でもとても楽しい2年間でした。 英検では今回の試験からCSEという新たなスコアが設定され、より国際的な基準が明確に分かるようになりました。今回取得したCSEスコアとリンクしている国際的なCEFR指標でいくとC1レベルとなります。さらに一段高いC2レベルを目指してさらに楽しく英語の勉強を続けたいと思います。

Q8.富士アカデミーのここを薦める

富士通訳ガイドアカデミーの単語・語彙集は本試験にとても役立ちました。 ・岩渕先生の授業中のちょっとしたアドバイスが本番でとても役に立ちました。 ・毎回2時間を超す厳しい授業でしたが、岩渕先生の明るい性格もあり、時にはウィットに富んだジョークなどが聞け、とても楽しい授業でした。楽しくなければ、苦行になってしまって続かなかったと思います。

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