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合格体験談

橘髙 栄子さん

プロフィール

  学生時代は英語とあまりご縁がなく過ごしましたが、夫の仕事の関係で海外勤務になり、日常生活や子育ての必要に迫られ、英語が話せるようになりたいと思ったのが英語との出会いです。その当時は、体当たりで何とか通じればよいと思っていましたが、言葉は学習すればするほど奥が深く、日本に帰国後英語を学び直したいと英語の教室に通いました。休むわけでもなく宿題をさぼるわけでもありませんでしたが、ただ漫然と学ぶ私を見て、当時の先生が英検一級を目標にしたらどうかと勧めて下さり、軽い気持ちで受験したら準一級とは全くレベルの違う世界に愕然としました。その驚きがスタートで、合格まで長い時間がかかってしまいました。

途中で勉強を長く休んだ時期もあります。挑戦し続けている間には点数が落ちてしまい、教材を処分してもう止めようと思った時期もありました。それでも何とか反省したり、勉強の仕方を工夫したりしながらようやく合格にたどり着きました。

富士通訳ガイドアカデミーには4期お世話になりました。最後は私が一番長く通う人になっていました。どうもお世話になりました。

Q1.語彙・熟語問題攻略法

暗記が苦手な私にとっては単語力の不足が一番の課題でした。わかってはいても、なかなか苦手なことは後回しになりがちでした。しかし度重なる不合格の結果を見ると、語彙習得は避けて通ることができなくなりました。単語力の不足は語彙問題だけでなくリーデイングのスピードやリスニングにも影響があり、本気で合格を目指すために単語の暗記を一番の目標にしました。授業では毎回宿題として単語の暗記がありましたので、その宿題の完成度を上げることを自分に課しました。
授業の最初に口頭で回答していくのですが、たまたま自分が当たった単語が答えられたら良いのではなく、他の人が当たった単語も答えられて初めて今週は宿題が出来たと思うようにしました。
そうして毎回反省していくと、出来たと思える週と出来なかったと思える週がありました。その理由を振り返ると、出来なかった週は何かしら予定があったり、仕事に時間を取られたり、遊びに行ってしまったり・・・と、単語に費やした時間が少ないことがはっきりしました。社会で生活している以上、自分のために使える時間は無限ではありません。でも、ない時間をどこかで作り出さなければなりません。電車の中でもマーカーのついた単語帳を開き、ご飯の支度をしていても思いつけば単語帳で確認したりしました。
また、宿題に出される短文集も時間をかけてやり、間違えた単語は後日また何度も目にしたりして、最後は間違えた単語を手書きのノートに書き出して電車の中で見たりと、それまでの自分がやったことのない地道な方法で取り組みました。
そうして、富士通訳ガイドアカデミーでの宿題だけは完璧にやろうと決めて取り組んだ結果、試験では自信を持って正解を選べるようになりました。また、知らない単語に出会っても、慌てることなく消去法で考えたり、何となくの勘がそれほど間違わずに働くようになりました。 しかし、語彙力が安定していないのは自分の今後の課題とするところです。

Q2.読解・空所補充問題攻略法

Q3.読解・内容一致問題攻略法

長文の中に答えのヒントになる箇所が書かれている!と教わったのが、富士通訳ガイドアカデミーで一番刺激を受けたことでした。岩渕先生は解説でそのヒントの箇所に線を引いて下さっていましたので、宿題に出された課題を家でやる時に、自分も線を引いてその箇所が合っているかどうかを授業で確認しました。
線を引くところ自体が間違っている時と、線は正しく引けていてもそこからきちんと読み解けていない時などがあり、改めて読み直す時に理解が早まりました。
また、授業中に一題解く時は、全問正解を目標に集中するように心掛けました。先生からたくさんの勉強の助けになる教材を教えて頂いたり、また溢れるほど英語に触れられる生活でありながら、とても多くの物に取り組める時間がなく、とにかく授業の全てを丁寧にやろうと思いました。本当は新聞を読んだり、ペーパーバックを読んだりと、試験勉強ではない日常の暮らしの中で英語の力を上げていくのが理想でしたが、ひとまず合格を目標にして自分にできたことは、 授業を最大限に大切にするので精一杯でした。

Q4.英作文問題攻略法

日本語で文章を書くのは苦ではありませんでしたが、英作文は苦手意識が強く、長く英検を受験している間にとても低い点数を取ったことがあり、ますます不安な要素となっていたので、英作文はとにかく実際に書く練習を重ねることを目標にしました。最初はポイントの選び方にも迷い、何とか選んでもそれをサポートするような文章が書けず、短い英作文が続きました。字数が少ないと最初の採点が低いところからスタートするということも受講して初めて知り、岩渕先生にはとにかく文字数を増やすようにというアドバイスを頂きました。授業で書いて提出した英作文には、毎回丁寧な添削をして頂きましたので、返却されると毎回書き直しました。先生の模範解答や過去問の解答を参考にしながら、再度、再々度と受講期間中は書き続けました。多い時は3つの課題を同時に抱えていたと思いますが、富士通訳ガイドアカデミーのコースを受講する以上はそこだけは頑張ろうと思っていました。
毎週何かしら英作文に取り組んでいると、少しずつ自分が得意で間違いの少ない書き方や、書き易いポイントの選び方が決まってきましたし、大体どれくらい書けば目標の字数に達するかが感覚として身についてきたと思います。当日は英作文で予想以上の高得点を頂き、そのお陰で合格できたように思います。
また、岩渕先生が何度もおっしゃっていましたが、英作文は2次試験にも役に立ちます。実際、2次試験の前に体調を崩し、思うような準備が出来なくなってしまったので、今まで書いた英作文を口に出して読んで当日に臨みました。英作文で書き易く思っていた話題が自分の話し易い話題だろうと思い、何とか2分間話し続けられたのもたくさん書いて添削して頂いたお陰だと思います。

Q5.リスニング問題攻略法

リスニングはそれほど苦手意識はありませんでしたが、問題が少し難しいと聴き取れない、選択肢を読むのに時間がかかる、試験の後半に集中力が落ちる・・などの課題は常にありました。長文問題同様とにかく授業だけを大切にしました。授業中に問題に取り組む時も、全問正解を目指す気持ちで臨み集中して聴こうと思いました。頂いたスクリプトを参考に自宅で何度も聞きました。同じ問題でリピートやシャドーイングもしました。試験前にはそれなりに実力がついた気でいましたが、当日はリスニングは足を引っ張り、まだまだ実力不足を感じています。

Q6.2次面接対策攻略法

Q7.後輩へ合格するためのアドバイス

英検は実力がつけばいつか合格するものと思っていましたが、今振り返って思うことは、試験である限りは合格を目指して、合格するために逆算してもっと早くに取り組むべきであったということです。合格までこんなに長い時間がかかってしまったのは、自分の気持ちの持ちようにありました。合格できない言い訳をどこかで許しながら、受験を止める決断力もなくだらだら続けていた私が合格できたのは、今回は言い訳を止めようと自分で決めたからだと思います。気持ちが変わると勉強の取り組み方も変わりました。その気持ちの違いが合格というご褒美に繋がっただけで、ぎりぎりで合格した私の英語力はまだまだ足らず、2次で話せた内容や表現はとても稚拙で、これからの課題をたくさん発見した合格でした。
常々岩渕先生が、「試験だからたまたま合格してしまうこともありますが、そこからがスタートです。」とおっしゃっていました。最初にそれを聞いた時は、合格してしまえば何とでも・・と自分には関係のないことのように思っていましたが、今は身に染みてその言葉の重みがわかります。合格はとても嬉しいことでした。長い間の受験の先に見た2次試験の世界はとても魅力的でした。だからこそ新しい世界に見合う英語力を培うべく、更なる努力を続けていきたいと思います。

Q8.富士アカデミーのここを薦める

上述したように語彙の習得や英作文など、富士通訳ガイドアカデミーに通ったことで力がついたことはもちろんですが、試験勉強は孤独な取り組みです。毎週授業に参加することで、毎週宿題の単語をきちんと覚えてくる人や、早くから席に座って勉強をしている人と接することが出来、継続して勉強を続けていく大きな励みになりました。試験の合格を目指しながらも、時には岩渕先生のお人柄が感じられる他愛もない世間話や思い出話で場が和み、ほっと肩の力が抜ける瞬間がありました。
学校は学ぶだけではなく、学校に来ない日にいかに自分で頑張れるかのペースメーカー的な存在です。ほかの学校に通ったこともありましたが、授業で提供して頂いたものを有効に活用できたことが富士通訳ガイドアカデミーの大きな魅力だったと思います。

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